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- 2024年11月
iPhone 8以降のモデルには、Lightningケーブルを刺さなくても、iPhoneの背面に専用充電器を接触させるだけで充電できる、無接点充電機能がついています。進化したiPhone 12シリーズでは高速な無接点充電が搭載され、最大15Wまでの対応となっています（iPhone 12 miniは12Wまで）。
さらに、背面にマグネットを仕込んだMagSafe機能により正確な位置に充電器を固定できるため、効率よく無接点充電が行なわれます。MagSafeに対応したケースを使うことで、ケース越しでも無接点充電が可能となり、利便性が非常にアップしています。
私たちSimplismでもMagSafe対応ケースを販売しています。
![iPhone 12 mini [Turtle] MagSafe対応 ハイブリッドクリアケース（販売終了） – ブラック](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/01/4582269527482.MAIN_-300x300.jpg)
![iPhone 12 mini [Cushion] MagSafe対応 シリコンケース（販売終了） – ブラック](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/01/4582269527567.MAIN_-300x300.jpg)
![iPhone 12 mini [Cushion] MagSafe対応 シリコンケース（販売終了） – ホワイト](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/01/4582269527574.MAIN_-300x300.jpg)
![iPhone 12 mini [Cushion] MagSafe対応 シリコンケース（販売終了） – ベージュ](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/01/4582269527598.MAIN_-300x300.jpg)
![iPhone 12 mini [Cushion] MagSafe対応 シリコンケース（販売終了） – ブルー](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/01/4582269527581.MAIN_-300x300.jpg)
![iPhone 12 / 12 Pro [Cushion] MagSafe対応 シリコンケース（販売終了） – ブラック](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/01/4582269527604.MAIN_-300x300.jpg)
![iPhone 12 / 12 Pro [Cushion] MagSafe対応 シリコンケース（販売終了） – ホワイト](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/01/4582269527611.MAIN_-300x300.jpg)
![iPhone 12 / 12 Pro [Cushion] MagSafe対応 シリコンケース（販売終了） – ベージュ](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/01/4582269527635.MAIN_-300x300.jpg)
![iPhone 12 / 12 Pro [Cushion] MagSafe対応 シリコンケース（販売終了） – ブルー](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/01/4582269527628.MAIN_-300x300.jpg)
では、この高速充電と、対応ケースを組み合わせた時の充電時間はどのようになっているのか― 計測してみました。
無接点充電の前提として、同じ電力量であれば、MagSafe充電器とiPhone 12端末の間の無線距離が離れれば離れるほど効率が落ち、充電量が減ります。
そのため、ケースをつけた状態で充電すれば充電速度が落ちるはず、なのですが、実際には単純にそうなりませんでした。
計測方法
本来はMagSafe充電器とiPhone 12の間の電力量を測るのがいいのですが、現実的には難しいので、USB充電器とMagSafe充電器の間の電力量を計測します。
- iPhone 12を使用し、0%でシステムが落ちるまで電池を消耗させます。
- 0%の状態からMagSafe充電器で充電を開始し、100%まで計測する。
- iPhoneの充電中は一切の操作を行ないません。
- Apple純正MagSafe充電器と、20W USB充電器を使用します。
1秒ごとに電力量(W)を計測、グラフにしました。
対応ケースをつけずに直接背面に貼り付けて測定
Apple純正シリコンケースを装着して測定
iPhone画面上で、100%に達した時間は以下の通りです。
- ケース無し、直接貼り付け：2時間45分
- Apple純正シリコンケース装着：2時間3分
なんと、ケースをつけてない時よりも、充電時間は40分以上短くなりました。MagSafe充電器が密着できないケース付きの方が早くなるのはどうしてなのでしょうか？
MagSafe対応ケースの充電が早くなる理由
充電グラフを見る限り、充電出力をiPhone側でコントロールしているのが原因となります。iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro MAXであれば最大15W充電対応、となっていますが、実際に最大出力で充電されている時間は、ごくわずかな時間だということがわかります。
最大18Wレベルの電力での入力（高速充電モード）が12分程度継続していますが、ケースなしでは4分程度しか駆動してません。さらに、12W前後の中速充電モードに移行しますが、ケースありでは57分駆動、ケースなしでは8分しか駆動していません。
おそらく、iPhone側でMagSafe充電器との間に障害物を検知すると、出力を上げるモードに入ると思われます。さらに、最大高速充電モードはバッテリーの発熱量や使用状況を読みながら、最低限の時間に調整しているようです。
いずれにしてもケースありの方が高速充電モードの駆動時間が長くなり、結果充電も大きく早まる、ということがわかります。
では、Apple純正ではない、当社のMagSafe対応ケースではどうなるでしょうか。
SimplismのMagSafe対応ケースを装着して測定
Simplism MagSafe対応ケース：2時間7分
ほぼ、Apple純正ケースと同等のスピードで充電されました。温度などによってもモードは細かく切り替えられると思われるため多少の誤差は出ていますが、誤差範囲と言えます。
まとめ
- MagSafeの電力量はiPhoneの状況に応じて細かくコントロールされている
- MagSafe対応ケースをつけた方が高速充電モード、中速充電モードともに長く駆動し、結果、充電時間が早くなる
- Simplism製MagSafe対応ケースでも純正品と充電時間は変わらない
なお、使用中の継ぎ足し充電や気温、アプリの駆動状況、iOSのバージョンなどによって計測結果は異なってくると思います。
あくまで当社での実験結果として参考にしていただければと思います。
MagSafe充電といえば、純正のモバイルバッテリーについてほっしぃが結構強気なブログを書いていますので、併せてご覧ください。
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![iPhone 12 mini [Turtle] MagSafe対応 ハイブリッドクリアケース（販売終了）](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/02/4582269527482.BN01_Test-300x128.jpg)
![iPhone 12 / 12 Pro [Turtle] MagSafe対応 ハイブリッドクリアケース（販売終了）](https://trinity.jp/wp-content/uploads/2021/02/4582269527529..BN02-300x128.jpg)
このブログを書いたスタッフ
開発
ようへい
開発、生産工程に関わる。家具メーカーのセールス時代に星川と出会い、意気投合してトリニティに転職。製品開発で中国に何度も通ううちに辛い食べ物に覚醒。隙があれば食べ物にハバネロソースをかけてしまうため、周囲から嫌がられている。
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